自己紹介

北村 憲太郎(きたむら けんたろう)
1977年生まれ 佐賀県出身
幼い頃、親が買ってくれたリブロックというブロック玩具が大好きで、毎日のように遊んでいました。
小学校の頃は紙工作。方眼紙にロボットの展開図を描いて組み立てたり、ダンボールで剣やら鎧やらを作ったり。
高校では美術部に入るも、部活には全然顔を出さない幽霊部員。そのわりに展覧会では何度か賞をいただきました。
専門学校を経て、就いたのはグラフィックデザインの仕事。けれど、どこかしっくりこないまま過ごす毎日。
「自分は作ることが好きだったはずなのに、どうして楽しくないのだろう…」と思い、悩む。
そんなとき、リブロックと方眼紙とダンボールのことが頭に浮かびました。
そうか、同じものづくりでも、パソコンの画面上じゃなく、実際に手を使って作ることが好きなんだ。

グラフィックデザインの仕事を辞めました。

2005年

東京都立足立技術専門校台東分校製くつ科 入校

ここはいわゆる職業訓練校。
しかしあなどるなかれ。日本で唯一の公共の靴専門校なのです。
倍率は毎年7〜8倍と高く、試験に合格した20人ほどが、1年をかけて靴作りを学ぶことができます。
「なぜ靴を作ることを選んだのか?」
今となっては、正確なきっかけは覚えていませんが、
人間が手で作れるプロダクトの中で、僕が美しいと思っていたものが「靴」と「ギター」でした。
どちらも道具として導き出された形状とファッション性を兼ね備えた美しさを持っていると思います。
…ちなみにギターは少しも弾けません。

2007年

手縫い靴の職人のもとで1年間の修行

どうせ靴作りを学ぶのならば、最高峰の技術を学ぶべきであると思い、
手縫いの靴を作っている職人のもとで、仕事を手伝いながら修行させていただきました。
人間の手だけでこんなにも美しい靴が作れるのかと、感動したのを覚えています。

2008年

オーダーシューズ工房にて勤務

お客様と対面し、それぞれの足に合った靴を作ってお渡しするという仕事を通して、
あらためて靴作りの難しさを感じた3年半でした。
このとき作っていたのは、20万円以上もするような高級紳士靴。
それは確かに最高峰の技術をもって作られた靴でしたが、
反面、それを買える人がごくわずかであることにジレンマを持ち始めました。

2011年

自身のブランドの準備を開始

「もっと身近な人のために靴を作りたい」
そう思うようになって、会社を辞めました。
これまでに培ったオーダーシューズの技術を活かしながらも、普段着の靴として長く付き合って行けるような靴。
そんな靴を作りたいと思いました。

2012年

オリジナルブランド「HAKU(ハク)」をスタート

HAKUのコンセプトを文章で表そうとしたとき、“愛着”という言葉がぴったりだと思いました。
僕の作った靴を、愛着を持って履いて欲しい。
履き心地の良い靴は、自然と愛着を持ってもらえるだろう。
愛着があれば、ずっと長く大切に使ってもらえる。
そう思って今、HAKUの靴を作っています。